■ あなたのイビキ、大丈夫ですか? パートナーのいびき、気になりませんか?
当院ではマウスピースによるイビキの治療、マウスピースによる軽度の睡眠時無呼吸症候群の治療を行なっています。
●あなたは毎日いびきをかいていませんか?
●家族から、いびきの最中に息が止まっていると指摘されたことがありませんか?
●朝起きた時、頭痛がありませんか?
●昼間、睡魔に襲われることがありませんか?
●最近、疲れやすく、集中できないことが多くないですか?
これらは、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)の症状の一部です。いびきをかく男性の30%、女性の20%が睡眠時無呼吸症候群であるといわれています。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)が断続的に繰り返される病気で無呼吸には閉塞性・中枢性・混合性と3種類ありますが、多くの場合が上気道の閉塞によっておこる閉塞性無呼吸です。その結果十分に睡眠がとれず、日中の眠気だけでなく、集中力・活力に欠ける、居眠りがちになります。そのため仕事や学業の能率を低下させ、居眠り運転で事故や重大事故などを引き起こしやすくなります。
睡眠時無呼吸障害を適切な治療をせずに放置しておくと、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの重篤な病気を引き起こすことが知られています。厚生労働省では睡眠1時間あたりの低呼吸数が20回以上おこる場合では、5年後の生存は84%(5年後の死亡率は16%)と報告しています。ですから、ただのイビキなのか、睡眠時無呼吸症候群のイビキなのかを見極めることが大切です。なぜなら、睡眠時無呼吸症は命に係わる病気だからです。
(注:はじめから睡眠時無呼吸症が強く疑われる場合は、医科での診断を先に受けてください。)
■ 治療の流れ
【オキシメトリ簡易検査】
指先につけた薄型のセンサーで血液中の酸素量を測定する検査です。睡眠中の酸素量の変化を記録することにより、無呼吸の有無を調べます。検査機器の装着や操作が簡単で、自宅で手軽に行うことができる検査です。
検査結果を分析しレポートにてお伝えします。睡眠時無呼吸症候群の疑いの有無、マウスピースによる治療の効果の判定を行います。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、マウスピースによる治療の前に医科での詳しい検査をお勧めしています。紹介状をお書きいたします。
■ スリープスプリントの種類
【保険適用のマウスピース】
上下が一体型のなりそこへ歯をはめ込む事により、下あごを前方に牽引します。 装着時の閉塞感から、やや恐怖心が現れやすく慣れが必要です。中等度以上の睡眠時無呼吸症の診断紹介状のある方は保険が適用されます。
【ソムノデント】
上下が分離してしていて、下の角のように出た楔が下あごを前方に牽引します。 圧迫感や閉塞感が少なく装着時の恐怖心もありません。継続して使いやすい装置になっています。残念ながら保険は適用されません。