■ インプラントに懸ける情熱
16年前にインプラント治療を始めてから今日まで絶えず前進する気持ちで努力をしてきました。当初は、十分に骨がある場所にだけインプラントを行なっていました。しばらくすると患者さんのニーズが高まり、骨の少ない方もインプラント治療を望むようになって来ました。そこで、骨の移植や、骨の質を改善する方法を学び、徐々に対応できるようにしてきた結果、最近ではほとんどの方にインプラントが可能な技術を獲得しています。最も多く使われるテクニックは、サイナスリフトとボーンングラフトです。
これらの技術と症例が認められ、ヨーロッパで最も歴史のあるインプラント学会であり、認定医制度が厳格であることで世界に広く知られている、DGZI(Deutsche Gesellschaft fur Zahnarztliche Implantologie,ドイツ口腔インプラント学会)からインプラントエキスパート”の資格の認定を受けました。これは、ドイツ本国での受験でしか認められない価値ある資格であり、DGZIが直接認める永久資格です。
この出来事で、16年間のこれまでの歩みが間違っていなかったこと確信いたしました。この資格に恥じぬよう毎日の診療にあたりたいと思います。今後の歯科界は再生療法への進化が加速していくと思われます。これからも、先進の技術を安全に応用していくよう研鑽を続けて行きたいと思います。