奇麗な口元、
清潔感のある口元にあこがれて矯正治療を始めようかと考えていらっしゃると思います。
矯正治療は、多くの場合2~5年の治療期間が必要です。
また、他の治療に比べて患者さん自身に行っていただく事柄が多く、それが治療の結果に影響します。
例えば、毎月1回の来院、装置の付いている歯の丁寧な歯磨き、ご自身でのゴムの交換、一日22時間以上の装置の装着などです。
これらの約束を守り我々と一緒に頑張れる方を120パーセント応援します。
一緒に治していきましょう。

矯正歯科とは
About Orthodontics
矯正治療は、多くの患者が歯のでこぼこを解消することを第一の目標としています。しかしその効果は、単に見た目の美しさだけでなく、口元全体のバランスを整えることにも貢献します。歯と唇、歯と歯肉の関係を改善することで、患者の笑顔や横顔の美しさを向上させることができます。また、上下の歯の位置関係を調整することで噛み合わせを改善し、咬合機能を正常化する効果も期待できます。治療計画においては、歯を抜くか否かを含めてトータルでの診断が欠かせません。患者一人ひとりの歯並びや顔の形に合わせた最適なアプローチを考慮し、美しさと機能性を両立させるための治療が提供されます。

こんな歯並びでお悩みはありませんか?
全体がガタガタ
(叢生)
前後にガタツキがあったり、歯が不規則に斜めに生える症状で、顎の幅が狭い場合に見られることがあります。
上下の前歯がガタガタ
(開咬)
奥歯を噛み合わせた際に、前歯に上下の隙間ができる状態で、これにより食事や発音がしづらくなることがあります。
隙間が多くてガタガタ
(空隙歯列)
噛み合わせに不均衡があり、左右でずれが生じ、前後にもずれが見られる状態です。この状態は「クロスバイト」とも呼ばれ、噛み合わせに影響を与えます。
左右対称でないガタガタ
(交叉咬合)
歯と歯の間に隙間が広がっている状態で、一般的に「すきっ歯」として知られています。
下顎が出る受け口
(反対咬合)
下の歯が上の歯よりも前に出ている状態で、肉類やレタスなどを前歯で噛み切るのが難しくなることがあります。
上の前歯が出る出っ歯
(上顎前突)
上の歯が下の歯よりも前に出ている状態で、いわゆる「出っ歯」と呼ばれる症状です。唇を閉じるのが難しい場合もあります。

矯正装置の種類
Types of Orthodontics
マルチブラケット(ワイヤー矯正)
矯正歯科治療で最も一般的に使用されている装置は、マルチブラケットと呼ばれるものです。
床矯正
床矯正は、床と呼ばれるプレート型の装置を使い、装置に付いたネジを段階的に締めて歯列の幅を広げる方法です。歯列を広げることで抜歯を避けられ、取り外し可能なため食事や歯磨きも楽にできます。この方法は、特に顎の成長段階にある子供に適しています。
マウスピース矯正(インビザライン)
透明なマウスピース型の矯正装置で、ブラケットやワイヤーを使用しないため、装着していることがほとんどわかりません。2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、歯並びを徐々に整えていきます。

矯正治療の流れ
Treatment flow
1
カウンセリング
まずは歯並びのお悩みや、最終的にどのような歯並びになりたいかをじっくりお聞きします。その後、お口の中を拝見し、歯並びやかみ合わせを確認したうえで、ワイヤー矯正治療が可能かどうかのおおよその判断を行い、予測される治療期間や治療費用についてご説明いたします。不安や疑問点があれば、遠慮なく何でもお聞きください。治療方法や費用、支払方法について十分にご納得いただけましたら、次のステップへ進みます。
2
精密検査
治療開始前に型取り、口腔内・顔貌の写真撮影、エックス線画像診断を行い、歯並びや顎の状態を詳細に確認します。これにより、最適な治療計画を立てるための情報を集め、患者様に合った治療方法をご提案します。
3
分析・診断
提供された資料を基に、歯並びや顎の状態を詳細に分析し、患者様に最適な治療法を導き出すために慎重に診断を行います。分析結果をもとに、効果的な治療計画を立てます。
4
治療開始
治療計画の説明を行い、患者様のご理解とご納得をいただいた後、正式に治療を開始いたします。治療内容や進行状況についても随時ご報告し、安心して進めていきます。
5
装置の装着・調整
矯正装置を装着後、月に1回のペースでワイヤー調整やインビザラインのための調整を行い、歯の動き具合を確認しながら治療を進めていきます。調整により、徐々に理想的な歯並びへと近づけていきます。
6
装置の除去・保定
治療目標に到達した段階で、矯正装置を慎重に取り外します。その後、歯並びが安定するように保持装置を使用して、治療成果を維持していきます。