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当院のインプラント

Implant at our clinic

インプラントとは

About Implant

インプラントは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着することで、天然歯のような噛み心地と見た目を再現する治療法です。周囲の健康な歯を削る必要がなく、安定感や耐久性に優れています。適切なケアを行えば、10年以上快適に使用でき、硬いものでも安心して噛めるのが特長です。

インプラントは主に「インプラント体(人工歯根)」「アバットメント(連結部)」「上部構造(人工歯)」の3つで構成されています。インプラント体はチタン製で顎の骨に埋め込まれ、アバットメントが土台となり、上部構造が歯の見た目と機能を担います。この構造により、天然歯に近い見た目と噛み心地が実現します。

院長からインプラント
についてのメッセージ

1996年にインプラント治療を始めてから今日まで絶えず前進する気持ちで努力をしてきました。当初は、十分に骨がある場所にだけインプラントを行なっていました。しばらくすると患者さんのニーズが高まり、骨の少ない方もインプラント治療を望むようになって来ました。そこで、骨の量や高さを増す処置が発展し、多くの方がインプラント治療の恩恵を受けることができるようになりました。そして、近年は、より高度な手術をより正確にかつ安全に行うことが更なる目標とされ、サージカルガイドによる手術からナビゲーションシステム(エックスガイド)による手術へと発展を遂げています。

これらの技術の進化をいち早く臨床に取り入れ症例を積み重ねた結果、2011年には、ヨーロッパで最も歴史のあるインプラント学会であり、認定医制度が厳格であることで世界に広く知られている、DGZI(Deutsche Gesellschaft fur Zahnarztliche Implantologie,ドイツ口腔インプラント学会)からインプラントエキスパート”の資格の認定を受けました。これは、ドイツ本国での受験でしか認められない価値ある資格であり、DGZIが直接認める永久資格です。 その喜ばしい出来事から11年がすぎ、現在はナビゲーションシステムによる手術に取り組んでいます。2024年10月よりナビゲーションシステム(エックスガイド)を臨床に導入し現在30症例を超える手術を行い結果は極めて良好です。これからも、先進の技術を安全に応用していくよう研鑽を続けて行きたいと思います。

当院のインプラント治療
の特徴

Features of our clinic

Feature 1

インプラント実績が豊富

吉江院長は25年以上にわたるインプラント治療の豊富な実績を誇り、これまで数多くの症例に対応してきました。長年の経験と確かな技術力を活かし、患者様一人ひとりの口腔状態やご要望に合わせた最適な治療プランを提案しています。精密な診断と丁寧なカウンセリングにより、安心して治療を受けていただける環境を整えています。豊富な知識と実績に基づいた高品質なインプラント治療で、患者様の快適な生活をサポートします。

高度な設備の完備

Feature 2

当院では、インプラント治療において精度と安全性を高めるために、Xガイドやマイクロスコープなどの高度な設備を完備しています。Xガイドは、リアルタイムでの3Dナビゲーションにより、インプラントの埋入位置や角度を正確に導きます–。さらに、マイクロスコープを用いることで細部まで視認でき、より精密で確実な治療が可能です。これらの先進設備を活用し、安心で質の高いインプラント治療を提供しています。

設備紹介のページはこちら

Feature 3

徹底の事前カウンセリング

当院では、インプラント治療の前に丁寧なカウンセリングを行い、患者様の不安や疑問にしっかりと向き合います。無理な勧誘は一切せず、患者様一人ひとりの口腔内の状態やライフスタイル、ご希望に合わせた最適な治療方法をご提案します。納得いただいたうえで治療を進めることを大切にしており、安心して治療を受けていただける環境づくりに努めています。

インプラントの
メリット・デメリット

Merit & Demerit

メリット

merit 1

自分の歯と同様にしっかりと噛むことができる。

merit 2

見た目が美しく、審美的に優れている。

merit 3

口腔内の健康を維持できる(歯茎にも適切な負荷がかかるため)。

merit 4

健康な歯を削る必要がない。

merit 5

顎の骨が痩せることなく、年齢を感じさせない外見を保つことができる。

デメリット

demerit 1

保険適用外の場合、高額な治療費が発生する可能性がある。

demerit 2

外科的手術が必要であり、身体に負担がかかる。

demerit 3

手術後、炎症や感染症のリスクがある。

demerit 4

長期的なメンテナンスが欠かせない。

インプラント治療には多くの利点があります。その一方で、治療費が高額になりやすいことや、治療期間が長引くこと、外科手術を伴う点や、神経損傷やインプラント周囲の炎症(インプラント周囲粘膜炎)といったリスクも考慮が必要です。

治療を検討する際は、十分な検査とカウンセリングを受けること、そして日々の丁寧な口腔ケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。メリットとデメリットの両方を正しく理解し、自分にとって最適な治療法を選びましょう。

他の治療方法との比較

Comparison with other treatments

ブリッジとインプラントの比較

ブリッジの場合

ブリッジでは、周りの歯を大きく削らなければなりません。

インプラントの場合

インプラントでは両端の健康な歯はそのままで、負担もかかりません。

部分入れ歯とインプラントの比較

部分入れ歯

取り外しの義歯の場合、残っている歯に金属のバネをかけて支えています。違和感があり、清掃も難しく見映えも良くありません。また、数年の内にバネの支えになっている歯が移動したり、グラグラになってくることがあります。

インプラントの場合

インプラントでは失われた歯根部分の骨を支えにして人工の歯を固定します。噛む力は天然の歯と同じように骨に伝わります。残っている歯への負担はほとんどありません。

総入れ歯とインプラントの比較

総入れ歯

総入れ歯の場合、入れ歯を固定する力が弱く、ぐらついたり、ずれたりします。そのため、食べ物を噛むための充分な力をかけることができません。噛む力はインプラントの数分の一と言われています。

インプラントの場合

インプラントでは、義歯はあごの骨に固定され、力を入れて噛むことができます。食感も天然歯に近く、食べる楽しみを取り戻すことができます。取り外しのわずらわしさもありません。

インプラントの術式

Treatment steps

インプラント治療には1回法と2回法という術式があります。この術式の大きな違いは外科手術の回数の違いです。
1回法の方が治療の工程としては短く、手術も1度でいいので、負担が少なくてメリットが多い気がしますが、1回法への適用には様々な条件があり、患者さんの身体状況により左右されます。
対して2回法は身体状況に関わらず、ほとんどのケースで適用可能なので今回は2回法をご説明させていただきます。

2回法のStep1 1回目の手術

外科的処置・インプラント埋入

最初の手術では、フィクスチャー(あごの骨に埋め込む人工歯根)を埋入します。その後、あごの骨と確実に結合するまでの期間を設けます。

段階1

手術は局所麻酔を使用するため、痛みを感じることはありません。

段階2

手術時間は埋入する本数によりますが、おおよそ30分~1時間程度です。

段階3

数か月ほどで骨としっかり結びつきます。

2回法のStep2 2回目の手術

歯の土台の装着・人工歯の装着

患者さんの骨や全身の健康状態(糖尿病など)を考慮し、数か月から最大6ヵ月間、フィクスチャーがしっかりとあごの骨に結合するのを待ちます。その後、2回目の手術でフィクスチャーの頭部を露出させ、アバットメントを取り付け、人工歯を装着する準備を行います。通常、2回目の手術後数週間以内にお口の型取りをし、最終的な上部構造(歯茎上に見える白い歯)を装着します。この際、かみ合わせを調整し、さらにお手入れ方法についての指導も行い、使用を開始していただきます。

段階4

フィクスチャーがあごの骨としっかり結合しています。

段階5

プラスチック製の仮歯を取り付け、調整を行います。

段階6

完成したアバットメント(支台部)に人工歯を装着し、治療が完了します。

インプラント治療の流れ

Treatment flow

1

初診相談(カウンセリング)

初診時には、まず患者様のお口の状態をチェックし、インプラント治療が適切かどうかを判断します。レントゲンやCTスキャンを使用して、骨の状態や治療に必要な情報を収集します。その後、患者様のご希望やライフスタイルを考慮し、治療方法やリスクについて詳しくご説明します。

2

治療計画の立案

診査結果に基づいて、個別の治療計画を立てます。これには、インプラントの埋入場所や角度、使用するインプラントの種類などを慎重に決定します。また、必要に応じて歯肉の移植や骨造成などを提案し、治療計画を最適化します。

3

インプラント手術

治療計画に基づき、インプラントの手術を行います。局所麻酔を施して、患者様がリラックスできる状態で進めます。手術では、顎の骨に小さな穴を開け、インプラントを埋め込む作業を行います。手術時間は、治療内容により異なりますが、通常は1~2時間程度です。

4

治癒期間

インプラントを埋め込んだ後、骨とインプラントが結合するまでの治癒期間を設けます。通常、この期間は3~6ヶ月程度です。この間にインプラントが安定し、周囲の骨としっかりと結びつきます。治癒期間中は、仮歯を使用することもあります。

5

人工歯の取り付け

治癒期間を経て、インプラントが安定した後、最終的に人工歯を取り付けます。インプラントの上にアバットメント(歯の土台)を装着し、その上に人工歯をセットします。これにより、機能的にも審美的にも自然な歯のような仕上がりになります。

6

治療後のブラッシングと定期的なチェック

インプラント治療後は、ブラッシングを丁寧に行い、インプラント周囲の歯垢を取り除くことが重要です。また、定期的なチェックとメンテナンスを受けることで、インプラントの状態を確認し、長期的な健康を維持することができます。

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